湖、そして星空…大自然と一体になれる夢のサウナ~北海道 雪サウナの贅沢3
日本初! 大自然と一体になれる展望ドームサウナ
阿寒町は北海道東部に位置する極寒の地。冬の最低気温は−10°C以下で、4月でも雪が降るほど冬が長い。雄大な湖は時が止まったかのように結氷と化す。だが冬だけの愉しみもあるのが阿寒の魅力。一面が氷で覆われた景色は壮観で、結氷でのワカサギ釣りやスノーモービルなどのアクティビティがたくさん。アイヌの文化が根付いた場所でもありアイヌ文化にも触れられる。極寒のなか観光をしたら、お楽しみは温かい温泉。阿寒湖温泉の泉質は肌に低刺激で、神経痛・冷え性・疲労回復などによいとされ、湖を眺望しながらの温浴は心からリフレッシュできる。昔から愛される「あかん遊久の里 鶴雅」は多種の温泉が魅力。この冬注目すべきは、一新した3箇所のサウナ。監修は笹野美紀恵さん。笹野さんと阿寒を訪れ、サウナの魅力を聞いた。
「私が監修した新たなサウナはいずれもフィンランド式で、蒸気による潤いたっぷりのサウナです。中でも、屋上に設置したドームサウナは日本初。ガラス張りで、満天の星が楽しめる日も。山々を望む朝一の絶景も最高。国立自然公園が見えるすばらしいこのロケーションで、マイナスイオンをたっぷり浴びられるサウナを創りたかった。私がプロデュースする際にこだわっていることは、その土地に合ったものを創る、ということ。目、鼻、耳、口、肌を通じてその地を五感で感じてほしい。動線や躯体アドバイスのみではなくサウナでの過ごし方や呼吸を想像しながら提案しています」。
案内人 / 笹野美紀恵
撮影/yOU(河﨑夕子)
コーディネーター/太田泰斗
取材・文・編集/中野桜子